2020年1月4日
大阪、桜ノ宮ビーチにてフレスコボールのレッスンを開催しました。
参加できなかった人にも届けたいと思ったのでレポートにします。
現時点での私のエッセンスを詰め込んでます。
他の日本代表メンバーからも勉強になると言われていますので、きっと役に立つと信じています。
はじめに
レッスンの冒頭にて、まずお伝えしたことがあります。
「今までは、いろんな打ち方の人がいるので打ちやすいやり方でと教えていました。ただ今年は、ちゃんと世界で通用する打ち方を教えていきたいと思います。」
「初めて半年や1年経っている人は、なかなか変えられない部分もあるはずです。どこまで取り入れるかは個人にお任せしますが、ここではトップの選手に共通していることをしっかりとお伝えします」
書いてあるとおりですが、正直今までは海外選手も打ち方が違うように見えるので正解なんてないと思っていました。
でも、もう一度ブラジルの大会でトップの選手を見ると確信に変わったことがあります。
自分の理想としてきた打ち方が、プロカテゴリで入賞するのに必要十分条件である
そして間違った打ち方を教えてしまうことは、日本の競技レベル向上を阻害しかねない
ということ。
日本代表である私は、しっかりとした技術を教える責任がある
そう思いました。
私は、フレスコボールを始めた最初から、海外選手の研究をずっとしてきました。
もともと運動がずば抜けて得意だったわけではない私が、日本代表でいられるのはその研究のおかげだと思っています。
ここでは、そのメソッドを惜しみなく公開していきます。
また参加いただいた皆様、ありがとうございます!
その1
グリップの握り方とフォアハンドの打ち方を解説しています。
- ラケットは包丁のように縦に持つ
- グリップは持てるのであれば長く持つのが良い
(女性や子供、手首に自信がない人は短く持ってもOK) - ボールの高さに合わせて、ラケットを準備する
- 面を相手に見えるようにラケットを引く
- 回転をかけないようにするため、手首を立てるのはNG
- 打点は体の横までひきつけて押し出すように打つ
その2
フォアハンドのプラス情報について話しています。
- 強いアタックを打つには力むタイミングが大事
- グリップを強く握りすぎて、変に力んでしまうのはNG
- スタンスは肩幅より広いか同じくらい
- 腕で引くのではなく腰の回転でラケットを引く
(それ以上のテイクバックはフレスコボールに必要なし)
その3
いよいよ次はディフェンスです。
- アタックとディフェンスで握り方を変えない
- スタンスはアタックより少し広いくらい
- 最初から腰を落としすぎるのはNG
(アタック側も狙うべき場所が低くなってしまうので、落球のリスクが高くなる) - 肘からラケットの先までは一直線にする
- ディフェンスはとにかくラケットを引かないで面の向きをしっかり作る
- 球体の端をイメージする
その4
ディフェンスのプラスα情報について話しています。
- 両肩のラインは斜めにならないように地面と並行を維持する
- 足であとはカバーする
- 右手3割、左手7割くらいのイメージで打つ
- 利き手じゃないほうの肘を90度以上は畳まないように徹底する
- ラケットにボールが当たるまで、しっかり視る
おわりに
動画を観ながら、大事なまとめを復習してみてください。
簡単そうに感じるかもしれませんが、全てを無意識で実現するのはかなり難しいです。
(私もまだ完全にできていないこともあります)
フレスコボールを普及してくれる仲間もいつでもお待ちしています!