【lohastic_frescobol】デザイン×フレスコボール=内藤藍さん

ロハスフレスコ

目次

【インタビュー】グラフィックデザイナーとフレスコボールとの出会い

フレスコボールにはどんな魅力があり、どんな人が熱狂しているのか、その人はどのようなライフスタイルを送っているのか?そんな「人」に焦点を当てた連載企画です。
フレスコボールを知らない方や既にやっている方にも、フレスコボールの良さを再発見できるような内容にしていきたいと思います。
連載の第二回は「内藤藍さん」です。
ロハスにフレスコボールを楽しみ、ラケットをデザインから作成までこなしてしまう内藤さんの、フレスコボールへの想いを語っていただきました。

内藤藍(あいぼん)氏プロフィール

内藤藍
 

某デザイン会社勤務。
1990年11月3日生。
多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
デザインとロハスと三岳(ロック)をこよなく愛する。

つくったもので喜ぶ姿が見たい

芝:
あいぼんは現在、美大とデザイン会社勤務の経験を活かしてフレスコボールのオリジナルラケットを作っています。デザイン関係の道に進んだ理由はいったいなんでしょうか?
あいぼん:
昔から、ものづくりが好きだったんですけど、やっぱり「つくったもので伝わった!喜んでもらえた!」というのが楽しいと思っていたからですかね。
あとは「ジャケ買い」とか「パケ買い」みたいな行動心理学が面白いと思っていました。
そういうのは全部戦略なのに、分かっていても店頭でぱっと見いいなと思うと買っちゃったりする。そういうみたいなことを起こせる人になりたかったんです。
ネガティブなほうの理由だと、普通の会社員とか事務仕事みたいな仕事は頑張れない、と思ったような気がします。
今では普通に事務処理みたいなこともやらないといけないし普通に会社員ですけど(笑)
芝:
なるほど!デザイナーもマーケターのようなことを考えてデザインしているんですね!
普段も常に、デザインのことを考えて生活しているんですか?
あいぼん:
つくり手の人は普通だと思うけど、四六時中つくること考えてる。
寝てる時も、デザインうまくいかない夢とかみちゃったり、娯楽で映画見てる時も、つくってる時のこととかどんなだったのかなぁって思ってしまう。
芝:
デザイナーの人といえばインスピレーションって言葉を個人的には思い浮かべるんですけど。インスピレーションはどんな時に受けたりするんですか?
あいぼん:
シャワー浴びてる時・・とか?
一番多いのは、手を動かしてる時がなにか思いつくなーって感じです。しかも、手を動かしてる目的と全然違う仕事の方のアイデアが出ちゃう。シャワーくらい仕事と関係ない動きの方がまっすぐアイデアを受け入れられるという感じなのかな?と思っております。
あとは、いつも夢の中で結構いいアイデア思いつくんですけど、朝起きた瞬間忘れるのでそれはすごい悔しい(笑)
芝:
それは悔しい(笑)
なにか外のものからもインスピレーションは受けるんですか?
あいぼん:
インスピレーションは、そのへんのものから受けますよ!
見えるもの全部?音とか匂いのこともあります。
芝:
やっぱりデザイナーの人の感性というか、右脳というか、センスというか。すごくうらやましいです(笑)

フレスコボールに出会うまで

芝:
フレスコボールに出会う前はなにかスポーツはされていましたか?
あいぼん:
中学から大学までバドミントンをずっとやってました!あとダイビングも少し。
芝:
じゃあ10年間も!バドミントン、私も少しかじったことあるんですけど、手首けっこう使いますよね。
あいぼん:
そうです。だから初めてフレスコボールやったときは、バドミントン下手になりそうって思いました。
実際、フレスコボールやってる回数の方が多いので、絶望的に下手になってます(笑)
でも、バドミントンは割と本気でやらないと面白くないけど、フレスコボールは遊びでやっても本気でやっても面白いからちょうどいいなーとおもっています。
芝:
確かにいろいろな楽しみ方が人それぞれでできますよね。
ダイビングはよく行ってたんですか?
あいぼん:
ダイビングは趣味で半年に1回か2回くらいちょっと行くレベルです。
海は好きだけど、真夏とかは暑くて大嫌いなので、ダイビングもだいたい夏時期外して行くんですけど、フレスコボールを始めて真夏もちょっとすきになりました。
この歳から夏を好きになるのって結構衝撃的ですよね(笑)

優しさに触れたジャパンオープン

芝:
フレスコボールを知ったきっかけはなんだったのでしょうか?
あいぼん:
やっぱり友達に誘われて、ですね。緑ちゃん(あいぼんの相方)とジャパンオープンに出ることになったのが始まりで(笑)
芝:
いきなり大会に出ようってなってから練習始めたんですね。結構練習したんですか?
あいぼん:
緑ちゃんが教えてくれるっていうので木場公園でやりました。ジャパンオープン2週間くらい前に初めてやったんですけど、お互い分かんないし、できないし下手すぎて15分で練習やめました(笑)
芝:
え、それでそのままいきなりジャパンオープン?(笑)
あいぼん:
「本気でジャパンオープン出るの?」と思いながら三浦海岸に向かったあの日のことは忘れない(笑)
その日は、どうせ大会で会う人たちとはもう2度と会わないんだし「まぁいっか」くらいの気持ちでしたね、正直(笑)
だけど、オロオロする私たちに長ちゃん(※1)が笑顔で声かけてくれたり、大山メンバー(※2)が仲間に入れてくれたり、他にもみんな本当に優しかったです。
それになんかみんなすごいエネルギーがあって、一緒にいるとワクワクしたから、2度となんてもんじゃなく頻繁に会う仲間になりました!
※1:フレスコボール協会事務局長
※2:大山(鳥取県の町名)からいつも夏にジャパンオープンに出場してくれるメンバー
芝:
確かに優しくてあたたかいメンバーが多いですよね!ダイバーシティも凄いというか(笑)
他にジャパンオープンの印象的だったことはありますか?
あいぼん:
大会MCの南さんですね。「こんな私たちにも絡んでくれて優しくてすごいMCだ!」って思いました。
でも翌年のジャパンオープンで再会した南さんの第一声が、
「え?きみたちまだwwwフレスコボールやってたんだwwwwもう2度と来ないかと思ってた〜wwwwwww」
みたいな感じだったことも忘れない!!(笑)
大会MC 南隼人
 

あいぼんにとってのフレスコボール

芝:
フレスコボールの好きなところはいったいなんでしょうか?
あいぼん:
頑張っても頑張らなくてもいいところ!
あと、フレスコボール仲間みんながほんとに優しい。
芝:
確かにみんながみんな、競技志向でやってるコミュニティだと息詰まっちゃいますよね。あいぼんのフレスコボールの楽しみ方は多くの人の参考になると思います。
プレーヤーとしてもですが、ラケット作りは今後も続けていくのでしょうか?
あいぼん:
はい、もはやラケット作りがライフワークになっています!
ラケットデザインによって、みんなに楽しんでもらえるアプローチができないかなということを、ずっと考えてます。仕事だと絶対触れない新しいガジェット情報とか入ってくるようにもなりました。
芝:
デザインで楽しませるというモチベーションの根幹にあるのはどんな想いなんでしょうか?
あいぼん:
私にとってデザインは、ずっと「挑戦」という感じです。
具体的には
この前はこういうアプローチしてみた→こうだった、今回はこういうのどうだろう??→どや!!
っていう挑戦です。
「どや!!」のところで、みんなの反応が、どうしたらもっといいリアクション返ってくるのかなーっていうことが楽しくて、それがモチベーションだと思います。
芝:
なるほど、それは達成感というかやりがいありますね!特にラケットづくりに関してポリシーみたいなものってありますか?
あいぼん:
ラケットづくりについては、「自分の円と、他人の円が重なるところで、できるだけ自分の円寄りのアウトプットをしたい!ひいては他人を自分の円のなかに入れたい!」という思いがあります。
だから、ロハスなフレスコボールプレーヤーのスタンスは曲げない方向性でいつもアウトプット考えてます!

ラケットデザイナーとしてブラジルに行きたい

芝:
今後フレスコボールを通じてやりたいことはなにかありますか?
あいぼん:
やっぱり、競技スポーツとしての参加は苦手で、デザインつくる方が好きだし、毎週ガチ練は頑張れないけど、毎週ラケットデザイン考えて、つくったラケットでみんなが楽しいと思ってくれる、ゆるふわな練習会を月1くらいで開催したいです。
芝:
それ、すごくいいですね!
あと、個人的には自分の結婚式でも、素晴らしいプロフィールブックとラケットを作っていただいたことを感謝してます。
そういったイベント事でのプレゼント向けデザイン制作も、今後需要は高まりそうですね!
あいぼん:
なにかそういったオーダーがあればいつでも相談歓迎です!
結婚式プロフィールブック
↑ラケット型のプロフィールブックで開くとハート型になるというデザイン
結婚式ラケット
↑裏には二人の顔が描かれているラケット
芝:
あとは、やっぱり、本場ブラジル人に使ってもらえたら幸栄ですよね。
自分のデザインした日本発のラケットが本場ブラジルでも超人気、っていう。
あいぼん:
なってほしい〜!がんばります!
海外対応のECサイト立ち上げたいと思ってます。
あと、ブラジル大会の時に、ラケットデザイン日本代表として招待されて、そして新聞とか載れたらいいなぁ。
芝:
私も職人の国である日本発のフレスコボールラケットを広められるように、海外における日本のプレゼンスを高めていきます!
最後に、あいぼんにとってのフレスコボールとは、を聞かせてください。
あいぼん:
・自己実現の場
・出会いと再会の場
単なるスポーツという概念より、そのときにその場にみんなと「いる」ことが楽しい場所です!

終わりに

ゆるふわでロハスな楽しみ方をされているあいぼん。これからもデザインでフレスコボールを盛り上げてくれるそうです。
レジャーとしての普及は、もしかしたらあいぼんが大きなカギとヒントを握っているかもしれません。
月一のゆるふわな練習会の日程や、デザインしたラケットの写真はあいぼんのインスタグラム
「lohastic_frescobolracketdesign」
で見ることができます!
制作相談や希望も受け付けているそうです。
(インスタグラムをやってない方は、このしばろぐでの問い合わせでも大丈夫です。しっかりあいぼんに取り次ぎいたします)

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